2008年04月01日
聖書翻訳の原典と底本
本当に興味があります。なんだかとても神秘的ですよね。
旧約聖書
ユダヤ教の聖典である「タナハ」、キリスト教で言うところの旧約聖書(以下、本項では「旧約聖書」と呼ぶ)の原著の大部分はヘブライ語で書かれ、一部「ダニエル書」、「エズラ記」、および「エレミヤ書」はアラム語で記述された。
「歴史」の項でも述べることになるが、旧約聖書は紀元前3?1世紀にギリシャ語に翻訳された。これは七十人訳聖書と呼ばれ、キリスト教世界では長らくこのギリシャ語テキストを旧約聖書の原典とみなしていた。しかしユダヤ教ではユダヤ戦争後に確定していったヘブライ語のマソラ本文を原典とした。この2者には取り扱っている文書に差異があり、本文も多少違っている。
5世紀になるとヒエロニムスが新旧約聖書のラテン語翻訳を行ったが、旧約聖書については七十人訳を基本としながらそれを遡るヘブライ語原典を参照したと言われている。この翻訳は新約とともにラテン語標準訳ウルガタと呼ばれて長く西方教会で権威を持ち、他言語への聖書翻訳が行われるときもこのウルガタから翻訳されることも多かった。事実上の原典として扱われていたのである。
宗教改革でルターがドイツ語訳聖書を参照したとき、ウルガタが底本とした七十人訳を退け、マソラ本文を原典として扱った。このためにプロテスタントとカトリックでは旧約聖書に含まれる文書に差異を生じることになった。
今日、旧約聖書の底本として多く用いられるのはドイツ聖書協会発行のビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシアであり、日本語の新共同訳聖書もこれを用いている。ただカトリックから見ればいくつかの文書を欠くので、それは『ギリシア語旧約聖書』(ゲッティンゲン研究所)などから補われている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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